2026-04-01
HaiPress
原油の供給不安が、日本のものづくりを支える現場に波及している。原油から精製されるナフサの調達が困難になっていることから、ナフサ由来の石油化学製品も価格高騰や供給制限が相次いでおり、中小企業の経営を圧迫する要因となっている。(白山泉)
「国内へのナフサ供給が停滞し、(ナフサを原料とする)シンナー製品の減産や停止が相次いでいる。4月以降の安定供給は全く見通しが立たない」「メーカーからは大幅な価格改定の内示が届いている」

製造業に不可欠な工業用シンナー。経営者は今後の供給不安を懸念している=3月30日、都内で
東京都内にある中小製造業の男性社長のもとには連日、取引先からの供給制限や値上げなどを告げる連絡が届いている。工業用シンナーは「素材のさび防止に使う油を拭き取るために、どうしても必要」と男性。シンナーの成分である有機溶剤の販売数量を前年比50%までに制限する卸売業者や、シンナーの大幅値上げの見通しを示す業者もあるという。
供給が滞りつつある現状に、「中東情勢の影響でまさかシンナーが入手困難になるとは思わなかった。調達できなければ材...
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